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断腸亭日乗を読む 五 2024年8月29日

1925年10月24日にこう記す「十月廿四日。晡時太陽堂の中山豊三訪ひ来たり、プラトン社発行の雑誌に従前の如く寄稿せられたしとて、頻りに礼金のことを語り、余の固辤するをも聴かず、懐中より金五百円一封を出して机上に置き去れり。近来書賈及雑誌...
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敗戦日に際して思うこと 2024年8月22日

購読している新聞は、比較的妥当な記事を載せている新聞であるが(だから購読している)、終戦記念日に合わせて、社説面で、満州引揚者が敗戦日以後にソ連兵によって凌辱された家族の話を載せていた。その記事を何も考えず読む人は、日本人は唯々戦争の被害...
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断腸亭日乗を読む 四 2024年8月18日

関東大震災が起きた1923年9月1日の日記にこう記す。「九月朔。曶爽雨歇みしが風なほ烈し。空折〻掻曇りて細雨烟の来るが如し。日まさに午ならむとする時天地忽ち鳴動す。予書架の下に座し『嚶鳴館遺草』を読みゐたりしが、架上の書帙頭上に落来るに驚...
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断腸亭日乗を読む 三 2024年8月10日

「1921年11月5日 百合子来たる。風月堂にて晩餐をなし、有楽座に立ち寄り相携えて家に帰らむとする時、街上号外売の奔走するを見る。道路の談話を聞くに、原首相東京駅にて刺客のために害せられしといふ。余政治に興味なきを以て一大臣の生死は牛馬...
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無理が通れば道理がひっこむ日本 2024年8月10日

円安によって引き起こされている物価上昇で、苦境に立たされているのは、政権を批判する能力のない国民の過半と同じく政権を批判する能力のない、海外に展開する資力のない日本の企業の過半数をはるかの超える中小企業である。どうせ文句を言う程度が関の山...
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断腸亭日乗を読む 二   2024年7月21日

荷風の庶民蔑視、田舎者蔑視は度外れている。ロボットのように、決められたことだけを繰り返す人がいるが、そういう人は、相手の立場に身を移して、自分がその人だったらどう考えどう行動するか、ということを想像する能力が欠けている。荷風の頭の中では、...
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断腸亭日乗を読む  2024年7月14日

荷風晩年の齢に差し掛かって、この変人が何を思って、どう生きたか気になり、岩波文庫「摘録 断腸亭日乗」を読むことにした。荷風は、亡父の遺産と「あめりか物語」で流行作家になったことで裕福であった。自民党政権と日本銀行がタッグを組んで為している...
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あなたならどうする? 2024年7月6日

日本の政治が、国民の過半数にとって良い方向に前進しないのは、政権政党が変わらないからである。今の自民党政権を見よ。なりふりかまわず金をばらまくことで、凋落した政権の人気を挽回しようと必死である。愚かなのは、人気を挽回する方法が、まったく見...
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ChatGPTの行く末 2024年1月7日

ニューヨーク・タイムズは12月27日ChatGPTのオープンAIとオープンAIに出資する米マイクロソフトを著作権侵害で提訴した。数十億ドル規模の損害と主張しているとのことだ。ChatGPTはインターネット上にある情報を集めて加工しているだ...
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反骨のミュージシャン 2024年1月6日

去年の12月25日付の東京新聞に「朴保という生き方」という見出しで、韓国人の父と日本人の母を持つ在日コリアン2世のミュージシャン「朴保(パク・ポー)」の記事が載っていた。こういう人を紹介するなんて、東京新聞 いいね! 紹介文にこう書...
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