泉房穂氏の思い2023年9月26日

前明石市長の泉房穂氏の 「社会の変え方」ライツ社 を読んだ。(日本の政治をあきらめていたすべての人へ)と副題がついている。この副題を見て読んでみようと思った。政権政党が変わらない状況でもできることがある、するべきことがある、しなければ前に進まない。「はじめに」にこう書いてある。『「冷たい社会」への復讐を誓ったのは、小学生のころのことだ。こんな冷たい社会の中で、生きていたくはない。このまち、この社会を少しはやさしくしてから死んでいきたい。子ども心に自分自身に対して、固くそう誓った。以来、怒りの炎を燃やし続けながら生きてきたような気がする。周りの誰かが悪いとは、ちっとも思わなかった。ともだちも先生も近所の人たちも、誰も悪い人じゃなかったから。でも、世の中はやさしくなかった。両親は一生懸命に働き続けたが、生活は楽にはならなかった。弟は本当にいいやつなのに、障害があるというだけでノケモノにされた。誰かじゃなくて、何かが間違っている。世の中の何かが間違っているに違いない。その間違いを何とかしたい。』 痛みに自分自身が苦しめられた人であればこそ、社会を良い方向へ前進させられる。世襲の政治屋には絶対できない当たり前のことを実行できる。どうせ生活が良くなることはない、と選挙を棄権している人たちに、ぜひこの本を読んでほしい。今の日本に、まともな心を持ち、強靭な精神力と炎の実行力を持ったこういう人がいる。泉房穂氏ような市長が100人いれば、いま行われている貧しき人たちをさらに貧しくさせていく悪政を、悪金融政策を逆回転させる潮流を作り出すことができるだろう。言葉で正論を言う人は山のようにいるが、実行する人は、実行できる行動力を兼ね備えた人は、まさに泉房穂氏のような人は、ほとんどいないから、日本は貧しさから脱出できない。泉房穂氏のような情熱と実行力を持った人が輩出すれば。明石から全国へ、という氏の願いが叶う時がきっと来る。

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