G7に米国大統領が出席するのは当然だ。G7そもそもが米国の政策をG7の諸国に実行してもらうためのなれ合い会議のようなものだから、会議の主催者の米国大統領がいないのでは、会議にならないのである。米国の連邦債務上限問題解決のために、バイデン大統領は米国を離れることができず、オンラインで参加することになるかもしれないなどと一時報道されていたが、バイデン氏は当初の予定通り日本にやってきた。米国の連邦債務上限問題は、しょっちゅう起きている問題で、米国がデフォルトになって世界経済が大混乱に陥る可能性があるなんて報道を、それこそ耳にたこができるほど繰り返し繰り返し聞かされてきたが、デフォルトして大混乱になったことなどないのだ。共和党もデフォルトになった場合に世界経済が大混乱に陥ることは百も承知の上で、有権者にアピールするためにバイデン政権と駆け引きしているに過ぎない。期限ぎりぎりまで合意を引き延ばして、共和党は共和党支持者のために仕事をしていると、有権者に見せつけようとしているのである。期限ぎりぎりになって合意成立、と最初からシナリオができているのである。その証拠に市場は全く反応せず、気にしていないのは明らかだ。日本の株式市場などバブル以来の高値を連日更新している。自民党政権によいしょしている一部のメディアが、バイデン氏を来日させたのは、首相の手柄のように言っているが、お笑い種である。バイデン氏は当初の予定通りにやってきた、それだけのことである。
(訂正)ウクライナの大統領が米軍機でやってきたと記載しましたが、実際はフランス政府の専用機での来日となりましたので訂正し、削除しました。以前見た記事で米軍機となっていたので、記憶によって書いたのが、誤った原因です。