ChatGPT2023年4月22日

ChatGPTの話題でメディアが騒がしいので試してみた。無料版なので有料版に比べれば性能が劣るにしても、どの程度の能力か見当はつく。試してみた感想を言えば、メディアが騒いでいるのが滑稽なくらいである。質問に対する回答は、質問の内容にもよるだろうが、質問の事柄に対して、その概略の、しかもその一部を回答してくる程度である。質問の事柄についての知識を全く持っていないなら、概略を知ることができるから、概略を知るだけでよいのであれば参考にはなる。しかし質問の事柄について大雑把でも知っていると、回答の内容が一般に知られている程度の、しかもその一部にすぎないものなので、感心するようなことは全くない。翻訳の性能も試してみた。高価な専門者向けの翻訳ソフトの性能は知らないが、ごく普通の市販の翻訳ソフトにみられるような、まったく見当違いの訳や、でたらめの文章はないようで、ぶつ切りの訳であるにしても、意味が全く理解できないというわけではない。その点は評価できる。そのうえ回答のスピードが速い。これには驚いた。「空が青い理由」の回答例などを、引き合いに出しているメディアがあるが、その程度の単純な知識を得るのに、人工知能など全く必要がない。簡単にわかることだ。「あなたはだれ?」なんて質問例とその回答を載せているメディアもあるが、人工知能が自分のことを質問されれば精緻な回答をしてくるのは当たり前だ。いくつかの大学が、学生に課すレポートなどにChatGPTの回答がそのまま利用されるのを心配しているが、そんな程度のことを見分けられない大学教員など教員失格だろう。これからの期待を言えば、機械学習で長足の進歩をする可能性がありそうなので、その実現を大いに期待したい。日本のメディアがしょっちゅうしている一方的な報道の誤りを、国民に気づかせて、正してくれるだろうと期待している。中国でゼロコロナ政策に反対するデモが起きた当時、日本のメディアの報道は、まるで中国国民のすべてがゼロコロナ政策に反対しているような報道ばかりだった。ゼロコロナ政策だったからこそ、コロナによる死から逃れられた人々は、ゼロコロナ政策に反対してデモをしていた連中より、はるかにはるかに多かったことなどまったく報道しない、まさに偏向報道があふれていた。英国国防省の発表のように、ロシア兵の死亡者数は数十万人とロシア軍の劣勢ばかり発表し、それを日本のメディアがそのまま報道する。英国国防省はなぜウクライナ兵の死亡者数を発表しないのかなんて疑問すら報道しない。ウクライナ兵は不死身なのか?ロシア兵の残忍さはしょっちゅう報道するが、ウクライナ兵は全てイエスキリストのような兵士なのか?機械学習で成長する人工知能は、感情を持たないから、ネットから収集する情報を、人間のように色眼鏡を通して選択することは少ないだろうと予想する。そうなることを多大な期待を持ってみている。

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