ウクライナ政権がほんの少し賢こくふるまったら2023年3月19日

ウクライナの大統領が別の人であったなら、戦争は起きなかっただろう。ロシアの大統領が今の人でなかったなら、戦争は起きなかっただろう。今の世界は、大統領でも首相でも、国民に付託されて政治を行うのが役目なのを忘れて、自分が特権でも持っている特別な存在であるかのように思い上がっている者たちばかりである。国民に代わって国民の意思を執行するだけの存在なのに、そのように自覚しているまともな者など皆無に等しい。ウクライナの国民やロシアの国民が切実に求めているのは、戦争に勝つことではなく、戦争をやめることだ。そんなことは小学生でもわかることだ。生きている現在が、たまたま今の大統領であるがために、犬死をしていった大勢の人たちや、これからも死ぬ必要のない人々が戦争が続く限り死んでいく。そんなに戦争がしたいなら、安全なところに隠れていないで大統領みずから最前線で戦え!そう思っていても口に出せない戦争状態に、はらわたが煮えくりかえっている人たちが無数にいるだろう。日独首脳会談はウクライナを戦争に勝たせるためにウクライナを支援するなどという所詮第三者たちの戯言に終わった。現在の独首相は次回の選挙で姿を消すだろう。すでに行われた選挙では独首相の属する党は敗北している。米国に追随するだけの首相は、日本なら務まるが、独国民のような合理的な国民が等閑視するはずはないのである。

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