イスラエルの無差別攻撃をやめさせる唯一の方法は、パレスチナ側に大量の武器を供給することである。戦車に竹槍で向かって行っている現状では、勝てるわけがない。武力の均衡のみが、イスラエルの一方的な殺戮作戦をやめさせることができる。しかしそれは現時点では不可能だ。イスラエルはどんなことをしても、米国のイスラエル支持は変わらないと確信しているから、国連その他、世界の多数の国が、イスラエルの無差別殺戮を非難しようが、意に介さず、パレスチナに対する攻撃をやめない。米国がイスラエルを一方的に支持しているのは、もちろん米国在住のユダヤ人の資金力のためだ。あからさまに、金のある側の味方をするのが米国政治の際立った特徴で、その意味では、米国はとてもわかりやすい国である。仮にパレスチナ人とユダヤ人の資金力が逆であったなら、米国はパレスチナ側を全面的に支持しているだろう。新聞には連日パレスチナの悲惨な状況が報道されていて、言葉だけでは何も変わらないという人間世界の現実を連日知らしめている。武力には武力で対抗するしかない。それが人間界の鉄則であり、人間が動物の一種であることの証明である。パレスチナ人がまともに暮らせるようになるためには、経済力を高める以外に方法はない。他国の援助を頼りにしているだけでは、これまでのような虐げられた状況を変えることなど不可能である。経済力高め、資金を確保し、武力を飛躍的に強化することだけが、イスラエルの一方的な支配をやめさせる道である。竹槍をどんなに大量に所有していても、戦車には勝てないのだ。残念ながらパレスチナの指導者と言われる人々には、それがわかっていない。