去年の12月25日付の東京新聞に「朴保という生き方」という見出しで、韓国人の父と日本人の母を持つ在日コリアン2世のミュージシャン「朴保(パク・ポー)」の記事が載っていた。こういう人を紹介するなんて、東京新聞 いいね!
紹介文にこう書いてある。『ロックをはじめ米国で身につけたレゲエ、ソウル、ブルース、そして韓国の民族音楽と幅広い音楽性をもちながら、「反体制」を掲げるメッセージ性の強い彼の歌がテレビやラジオに流れることはない。』『反戦、反核、反原発。ロックミュージシャンとして朴保が訴え続けるテーマだ。』朴保は言う「差別や平和のことを音楽にして声を上げようと思ったのは、やはり米国の影響が大きいと思いますね。アーティストは民衆の代弁者ですから、米国では、伝えるメッセージがなければ相手にしてもらえません」「日本人は沈黙の民衆です。マスクをしてスマホばかり見ている。声を上げない習慣が身についた。反体制だと生きにくいのはその通りですよ。仕事も限られる。原発に反対すると貸してくれない会場がある。おかしいんですよ、この国が。でも黙っていても世の中は変わらないから歌い続けるしかない」「歌だけで世の中は変わらないでしょう。ただ誰かが何かを変えたいと思ったときに、勇気を与えることならできると思う」朴保は「Constitution No.9(憲法9条)」という曲の中で「人を殺すなんてまっぴらだ。自分も死ぬなんてとんでもない」と歌う。東京新聞 いいね!