今年の日本株価は如何に?2024年1月1日

日経平均株価がバブル以来の高値を付け、昨年比28%高と騒いでいたが、日経平均株価は、ウェイト上位10社の株価が上昇すれば200円や300円簡単に上昇する。ウェイト上位10社の株価が上がって、その他の株価が全く上がらなくても、平均株価が200円300円上昇することなどしょっちゅうある。平均株価指数を売買しているのでない限り、平均株価なんて気にしていたのでは、株式投資で利益を上げることなどできないと言ってもよいくらいだ。平均株価が上がったところで、自分の持ち株が上がるどころか下がってしまうなんてことはありふれたことなのだ。日銀の円安誘導政策による円安で、円はドルに対し30%も値下がりした。日本の株価が30%下落したのと同じだから、外国勢が割安な日本株を一斉に買いだした。中国では株式売買で利益が出ないので、中国からも日本の株式市場に資金が流入した。そうして去年の平均株価は上昇したが、円安が今年は逆転する。FRBもECBも今年は利下げに転換するから、すでにそれを織り込みだして、円は米ドル・ユーロに対して上昇し始めた。11/10頃に1ドル151円台を付けた円は現在141円台前半であり、もうすぐ130円台になるだろう。11/17頃に1ユーロ163円台をつけたが、現在155円台まで上昇してきた。今年の半ばころには1ドル132円くらいまで上昇すると予想する。円上昇を止めるため、今は小休止している日銀の国債爆買い再びが始まるだろう。円安で棚から牡丹餅を享受していた日本企業は、円安によって膨らんだ砂上の楼閣の利益を吹き飛ばされることになる。日銀総裁が言ったように、今年はチャレンジングな年になるだろう。私もしばらくぶりに、少し暴れてみようと思っている。

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